日本産樹木見本園では、日本の主な樹木を通路の両脇に並べて展示しています。
またその並木道以外にも、
- 常緑広葉樹
幅の広い葉っぱがついていて、一年中落葉しない樹木 - 落葉広葉樹
幅の広い葉っぱで、一定の季節に葉が落ちる樹木 - 針葉樹
針状の葉っぱが特徴の樹木
などに分かれて、250種類ほどの樹木が植えられています。
日本の樹木、約600種類のうち約250種類もの木々が私市植物園で見られます。
名前は聞いたことがあるけど、どんな形をしているのか知らなかった実物を見ることができ、なかなか楽しいです。
こんな感じで道に沿って木たちが並んでます。
まずはトチノキ。
小学校で習う「モチモチの木」に出てくる木でもあるんですが、一枚板のダイニングテーブルなどに使われていて、個人的にはとても木目が好きな木。
テーブルにしたトチノキの表面を見ると、絹のようなきれいな木目がみられます。
外観はこんな感じ。
実は栃餅にして食べられます。
私市植物園のなかを歩いていると、けっこう見かけるのがケヤキ。
神社やお寺の資材として使われていたり、家具の材料としても重宝されています。
こんな外観で、けっこう街なかの並木道で見かけることができる場合も。
成長するとかなりの大きさになり、山形県にある「東根の大ケヤキ」は樹齢1500年ともいわれ高さは28メートルあります。
漢字で書くと木へんに夏で榎。
枯れた枝などにエノキタケができる木としても有名です。(エノキタケ自体は他の木にもできます)
こんな外観で枝が広がっていて、夏場には大きな木陰を作ってくれます。
天然記念物に指定されている木も多いクスノキは、本州の西側から四国、九州に分布。
この木には樟脳(しょうのう)が含まれ、防虫剤の原料となります。
(若い人は知らないかなぁ)
枝や葉っぱをちぎると、独特の香りがします。
外観はこんな感じ。
私市植物園にいるクスノキも、なかなかのサイズ感のモノがあります。
2018年9月の台風では私市植物園に倒木などの被害をもたらし、樹齢約70年、樹径80㎝のクスノキが折れてしまいました。
でもこの生命力。(2019年8月)
ラピュタみたい。